自社のホームページがなかなか成果を生まない。なんとかして少しでも「見積り依頼」や「引き合い」など仕事に繋がるお問い合わせを獲得したい。
その為に何かしらホームページを改善またはリニューアルを検討するが、現状のホームページのどこから手を付けて良いのか分からないし、どこに問題点があるのかも分からない。
そんな悩みを抱えている企業のWeb担当者も多いと思います。
今回の記事では自社ホームページを改善するに当たって、課題を把握するための基本的な考え方を解説します。
「成果」の仕組みを分解して考える
まずは、ホームページからのお問い合わせを獲得する仕組みを理解しましょう。
考え方はとても簡単。下記の方程式で表せます。
成果(お問い合せ数)=アクセス数☓コンバージョン率
アクセス数とはホームページへの訪問者の数。コンバージョン率とは全訪問者のうちお問い合せをして頂ける割合のこと。
つまり、「どれだけ集客して、どれだけ行動に移してもらえるか」でお問い合せの数(成果)が変わってくるということ。
自社のホームページはアクセスが少ないのか?コンバージョン率が低いのか?その両方なのか?分解することで課題が見えてきます。
アクセス数に課題がある場合
アクセス数に課題がある場合の改善ポイントは「アクセスを集めること」。
中小企業製造業の場合、広告予算を持っていない企業様が多いのが実状です。なので、無料で出来る対策として
・検索エンジン対策(SEO)
・SNS対応
が主な施策となります。
当社クライアントの多くは中小製造業ですが、その場合検索エンジンからの流入が7~8割となるケースが多いです。
検索エンジンを活用した集客戦略についてはこちらを御覧ください。
その他に有料で行う対策としては、
・リスティング広告、リターゲティング広告
・業界ポータルサイト広告(イプロス、indexproなど)
コンバージョン率に課題がある場合
基本的に、インターネットユーザーは「読まない」「信じない」「行動しない」と言われてます。
それでも、アクセスしてきたユーザーに信頼してもらい、納得してもらい、期待してもらい、お問い合せ(行動)していただくという、障壁を乗り越えるだけのコンテンツ(ページの内容)を用意する必要があります。
即ちWebでの「営業力」を改善・強化してあげる施策が必要です。
コンバージョン率が悪ければどんなに一生懸命アクセスを集めても全てがムダになってしまいます。
どのようなコンテンツを用意したら良いのか?どのような改善をしたら良いのか?はかなり広範囲に広がり、各社のビジネスによって変わります。この領域はかなり多くの事例がありますので、別記事にて各種深掘りして解説します。
課題が多すぎてどこから改善したら良いの?という方
この段階で、自社ホームページの課題が見えてきたと思いますが、集客もコンバージョン率も課題だらけで、どこから手を付けたら良いの?という方もいるかと思います。
そういった場合、当社では「コンバージョンに近いところから改善する」という事をおすすめしております。
コンバージョン率0%でアクセスを集める改善施策を実行しても成果には結びつきません。
まずは、コンバージョン率が低くても良いので、少しでもお問い合せを獲得できるようにコンテンツ内容やホームページの使い勝手を改良するなどして、「コンバージョン率を上げる施策」、「アクセスを集める施策」というように、コンバージョンに近いところから改善をしていきます。
まとめ
自社のホームページの課題を把握する方法はそれほど難しくありません。ぜひ一度自社のホームページの課題を整理してみてください。
課題を整理せず闇雲にSEO対策が必要だとか、アクセスばかりに気を取られる方も多いです。意外に自社のサービス内容やメリット、他社との違いが伝わってないなど様々な要因があってお問い合せにつながっていないケースも非常に多く見られます。
見込み客に見つけてもらい、行動してもらえるホームページを目指すことが成果につながる第一歩ではないでしょうか。
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