ホームページ作成を制作会社に依頼したいけど、どのくらいの費用がかかるのだろうかと、悩んでいませんか?
実はホームページの制作費用は、制作会社によって千差万別。フリーランスや格安の会社だと10~20万円程度でも制作は可能ですが、高額な制作会社だと数百万になる場合もあります。
「格安で作ったら集客効果がなかった…」
「デザインにお金をかけて美しいサイトを作ったけど、お問合せにつながらない…」
そうならないためにも、本記事では、制作会社によって費用に差が生まれる理由や、違い、相場を見るポイント、
『マーケティング型の制作会社』を推奨する理由について解説します。
この記事を読むことで、あなたのホームページ制作の目的や役割を明確にし、どれくらいの費用をかければいいのか、どんな制作会社を選べばいいのか、自社にあった費用感と制作会社選びに役立てていただければと思います。
単純に相場を見て値段の安さを判断基準にするのは危険です。相場を見るためのポイント、価値のとらえ方。相場をみるための眼力を養うための一助として本記事を参考にしてください。
ホームページ制作費用相場
ホームページ制作の費用相場はおよそ数万円から、数百万円まで、広範にわたります。
しかし、制作するホームページのジャンルや制作会社の対応範囲によって費用は大きく異なります。
ホームページ制作の費用相場として、以下の4つの項目で解説します。
- ホームページのジャンル別料金相場
- ホームページ作成目的別料金相場
- ホームページ作業別料金相場
- ホームページ作成方法料金相場
それぞれのホームページ制作費用の相場を理解し、自分に合った業者選びをしましょう。
(1)ホームページのジャンル別料金相場
ホームページの制作費用は作成するジャンルによって大きく料金が異なります。
具体的な料金の目安は下記の表の通りです。
ジャンル | 料金相場 |
---|---|
ランディングページ(広告用) | 25万円〜 |
小規模企業サイト(10ページ) | 40万円〜 |
美容系サイト(7〜15ページ) | 40万円〜 |
飲食系サイト(30ページ) | 50万円〜 |
医療系サイト(15ページ) | 50万円〜 |
中規模企業サイト(30ページ) | 80万円〜 |
大規模企業サイト(80ページ) | 150万円〜 |
美容外科(15ページ) | 200万円〜 |
ショッピングサイト(30ページ) | 300万円〜 |
一番安いジャンルの料金相場は25万円ですが、最も高額な料金相場は300万円以上かかります。
自社の予算と相談しつつどんなホームページを作成するか決定しましょう。
(2)ホームページ作成目的別料金相場
制作業者に依頼する前に、ホームページを作成する目的を明確にしましょう。
例えば、自社のブランディングや採用、集客など企業によってさまざまな目的があります。
ホームページを作成する目的を明確にしたうえで、以下の表を参考に依頼する業者を選びましょう。
ホームページを作成する目的 | 料金相場 |
---|---|
とにかく安く | 数万円〜10万円 |
簡単な名刺代わりのホームページが欲しい | 10〜50万円 |
営業資料としても使いたい | 50万円〜100万 |
顧客獲得やブランディング | 100万円〜 |
ホームページを作成する目的が決まれば、必然的にフリーランスにすべきか、中小〜大手ホームページ制作業者にすべきか決まります。
数ページの簡単なホームページを作成したいのであればフリーランスへの依頼でも問題ありません。
ブランディングが目的であれば、ブランディングを得意とする制作会社にブランド戦略から構築してもらいましょう。
大規模サイトであれば、経験豊富な制作会社に依頼するほうがプロジェクト進行がスムーズです。
ホームページを制作する目的を明確にしたうえで、依頼する業者を選択してください。
(3)ホームページ作業別料金相場
ホームページ制作の特定の作業だけを担当してもらうことも可能です。
作業別の料金相場は、以下のとおりです。
ホームページ制作の作業 | 料金相場 |
---|---|
独自ドメインメールの設定 | 2,000円〜/各 |
ドメイン・サーバー運用代行 | 4,000円〜/月 |
適時新機能の追加 | 5,000円〜/月 |
Google Mapの埋め込み | 5,000円〜 |
SNSタイムライン連携 | 5,000円〜/各 |
独自ドメインの取得代行 | 7,000円〜 |
サーバースペース設置 | 7,000円〜 |
ページ追加 | 8,000円〜/ページ |
スライドショー | 8,000円〜 |
通信の暗号化 | 1万円〜 |
キーワード検索順位レポート | 1万円〜/年 |
アクセス解析 | 1万円/月 |
ライバルサイト分析 | 1万円/月 |
テキストの修正・画像の差し替え | 2万円〜/月 |
お知らせ機能 | 2万円〜 |
定期バックアップ | 3万円〜/月 |
お問い合わせフォームの設置 | 3万円〜 |
サイト内検索 | 3万円〜 |
保守セキュリティ | 5万円〜/月 |
Word Pressの設置 | 5万円〜 |
スマホ最適化 | 6万円〜 |
ブログ機能設置 | 6万円〜 |
SEO対策 | 10万円 |
それぞれの作業によってかかる工数が異なっています。
特定の作業のみを業者に依頼したい場合は、上記の表を参考にしてどれくらいの予算が必要なのか計算しましょう。
(4)ホームページ作成方法料金相場
ホームページの作成方法ごとの料金相場は、以下の表を参考にしてください。
ホームページ作成方法 | 料金相場 |
---|---|
ノーコードツールでの作成 | 10万円〜 |
テンプレートデザイン | 15万円〜 |
テンプレートをカスタマイズ | 30万円〜 |
オリジナルデザインでの制作 | 30万円〜 |
ネットショップ(ECショップ) | 100万円〜 |
制作業者によっては、ホームページをどのような方法で作成しているのかを公表している場合があります。
作成方法を公表している業者に対しては、上記の表を参考にして料金相場を理解したうえでホームページ制作をしましょう。
価格が違う最も大きな理由
ホームページを制作する際は、目的が非常に大切です。
ただホームページを作ること自体が目的なのか、あるいは売上向上や新規顧客獲得が目的なのか。
売上を上げたいのであれば、マーケティング戦略の構築ができる会社にホームページ制作を依頼すべきです。
マーケティング戦略の構築をしない会社で制作すると、集客効果がほとんどない『名刺代わり』のホームページとなり、目的を達成できないホームページになります。
『名刺代わり』のホームページを作成することが目的であれば、格安制作会社やフリーランスに依頼して、10〜20万円ほどで完成させるのも良いでしょう。
ただし、新規顧客獲得やお問い合わせの獲得は難しくなります。
売上の向上や新規顧客獲得が目的ならば、マーケティング型の制作会社へ依頼しましょう。
制作費用は高くなりますが、それよりもずっと大きなリターンが期待できます。
実際に弊社で制作した会社は、ホームページ制作にかかった費用より大きな利益をホームページから得続けています。
ホームページ制作をして売上を上げるためには、綿密なマーケティングやSEOキーワード選定、コンテンツ作成などのさまざまなマーケティング業務が必要であるため、制作費用が100万円以上と高額になりやすいです。
しかし、長期的に見ればマーケティングを行うホームページを運営した方が、企業の成長につながります。
ホームページ制作を「コスト」と考えるならば安い業者で良いでしょう。
しかしより大きなリターンを得るための「投資」と考えるならば戦略構築から任せられる、
マーケティング型の制作会社を選択しましょう。
長期的に考えて、後者を選択されることをおすすめします。
価格が高ければ良い業者なのか?
制作業者によって以下のように得意・不得意な面があるため、一概に価格が高ければよい業者だとはいえません。
制作業者 | 価格 | デザイン | 売上効果 | 納期 |
---|---|---|---|---|
フリーランス | 5〜20万円 | △〜◎ | × | 1〜2か月 |
格安・短納期業者 | 5〜20万円 | 〇 | × | 1〜2か月 |
デザイン系の制作会社 | 50万円〜 | ◎ | × | 3〜6か月 |
マーケティング系の制作会社 | 100万円〜 | 〇 | ◎ | 4〜12か月 |
それぞれ特徴が違うため、単純に価格で比較はできません。相場費用だけで考えず、価格の決定要因はどこにあるかを考えましょう。
例えば、デザイン系の制作会社であれば、デザインに力を入れているからこそ価格が高く設定されています。
マーケティング型の制作会社ならば、ホームページから売上を上げるためのマーケティングという付加価値に価格が高い理由があります。
格安・短納期の会社は早く作る、安く作る、という作成効率の良さで価値を売っていると考えましょう。どこに価値を置くのかという事で相場の見方が変わってきます。
ホームページ制作を売る側の視点でも考えてみましょう。
逆に、高くても売れる会社には理由があります。
ホームページ制作会社が価格を決める要因
ホームページ制作業者に見積もりを出すと、工数やページ数など、わかりやすいコスト要因をまとめて出してくれるでしょう。
しかし、それはあくまで表面的な建前の部分でのコスト算出でしかありません。
価格決定の本当の要因は、「ホームページ制作会社が、どういう価値観をもっているか」という本音の部分で決まります。
良質なサイト制作ノウハウをもったWEBマーケティング型のホームページ制作会社に依頼すれば、制作後WEBサイトからの売上や費用対効果が非常に高くなります。
その結果、高価な制作費用でも価値に魅力を感じたユーザーに利用され、ビジネスとして成立しているのです。
デザイン型のホームページ制作会社も同様です。
独自のデザインノウハウや突出したものがあれば、高価な制作費用でも、ビジネスとして成立するのです。
逆に格安・短納期の会社は、かける工数を抑えて効率的なサイト制作が標準化されているから、安い制作費用でも利益が出て、ビジネスとして成立するのです。
それぞれホームページ制作会社ごとに価格の積み上げ方、価値観が違うため、注意が必要です。
相場を知ることも大事ですが、制作会社側の立場に立って、その制作会社の価値観はどこにあるのか?を考えることは大切です。
自社のホームページ制作の目的を検討し、どこに価値をおいて依頼するかを考えてください。
デザインがいい会社の落とし穴
中小企業ではデザインが良い会社を選びたい人も多く、実際にデザイン型の会社に依頼する人も多くいらっしゃいます。
今までの経験上、特に総務部の方はデザイン重視で選ばれる方が多い傾向があるように思います。
デザイン型の会社は美しくきれいなデザインのホームページを作ってくれますが、SEOやマーケティングには詳しくない場合が多いです。
綺麗なWEBサイトは出来たものの、SEOに弱く、新規顧客獲得には役に立たないという場合も多く見られます。
相見積もりでよくある話…デザインを提示してくれる会社
これは実際によくあるケースです。
ホームページを作りたいA社は制作会社のX社、Y社、Z社それぞれに相見積もりを出しました。
X社、Y社からは通常の見積表が送られてきました。
一方、Z社は見積もりの時点で会社のトップページの簡単なデザインを持ってきてくれました。
A社はZ社の対応に喜び、Z社への発注を検討しました。
上記はよくある話で、A社側からするとZ社への印象が良くなるのは当然です。
しかし我々マーケ型の会社からすると、Z社の対応に疑問が残ります。
何故、お客様の詳細な状況を把握せず、戦略も立てずにWebサイトのデザインを作ることができるのか。
デザインを作る上でも、そのお客様の会社の強みや競合他社のWeb戦略、独自技術など、様々な聞き取りがまずは必要になるはずです。
聞き取った内容に基づき、どんなコンテンツを作るのか、キーワードを狙うのか、どの順に配置するのか。そういった戦略を基にデザインを構築する必要があります。
なぜ、Z社は何も知らない見積時点でデザインを作ってしまうのか?
理由の一つは、そうしなければ、受注できないからです。
もう一つは、戦略を何も考えていないからです。
そのような会社が作ったサイトは、デザインは見栄えの良いものが出来たとしても、集客効果は期待が出来ないホームページになりがちです。
見積の段階でいきなりデザインを作って提出してくれる会社は、親切なように見えて実は本質が分かっていない場合があります。
デザイン系の制作会社に依頼するときの注意事項
デザイン系の制作会社ならば、デザインが美しく、目を引くホームページを作ってくれます。
映画の特設サイトや、著名人のサイト、誰もが知っている大企業のブランディング目的のホームページを制作する場合には非常に相性が良いでしょう。
しかし、もし売上や集客効果を上げるのが目的ならば、あまり賢い選択とは言えないでしょう。
何故なら、Webサイトのデザインと、売上や集客力とはあまり関係がないからです。
売上や集客力を向上するならば、徹底的な強みや競合企業との違い、独自性、市場状況の分析とともに、戦略を立てることが必要です。
もちろんデザインは良いに越したことはありませんが、良すぎる必要はありません。
それよりも、マーケティングを行い戦略的にホームページを制作することの方が、集客し、売上を上げるためには重要です。
格安会社に依頼する際考慮すべきこと
格安の会社に依頼する場合は、デザインや集客・売上の向上に関しては期待すべきではありません。
予算をかけずに会社紹介用のホームページを作成するという目的であれば、格安会社、場合によってはフリーランスに依頼するのも良いでしょう。
ただし、格安の制作会社の場合はオリジナルなデザインではなく、テンプレートの流用となる場合がほとんどです。
ホームページを見れば「あ、この形はここの制作会社が作ったサイトだな」と一目で分かってしまう場合があります。
自社独自のオリジナルなデザインを検討するならば、価格を上げて制作会社選びをした方が良いでしょう。
中小企業はマーケティング型の制作会社をおすすめします
中小企業が営業目的でホームページを活用したい場合は、WEBマーケティング型の制作会社をおすすめします。
なぜなら、中小規模のBtoB企業は知名度が低いため、自社のことを知らない見込み客を集め、売り上げに繋げるための仕組みをホームページに構築する必要があるからです。
マーケティング型の制作会社は、お客様の売上を上げるためには何をするのが良いのかを徹底的に考え戦略を練ってくれます。
弊社・アイリーラボも、WEBマーケティング型の制作会社です。
ホームページを作るだけが仕事ならば、ただお客様の指示通りに制作すれば商売は成立します。
しかしそれでは根本的な価値提供になりません。
我々は「お客様の売上を向上させる」という成果が根本的な売りものだと考えています。
ホームページは、その手段の一つに過ぎません。
- ホームページを作るだけを仕事と認識するのか?
- お客様の売上を伸ばすことを仕事と認識するのか?
制作においてこの認識の違いは重要になります。
WEBマーケティング型の制作会社ならば、売上を伸ばすために色々な提案や、戦略を練ってくれるでしょう。
制作費用は高くなりますが、ホームページに投資した金額よりも大きな利益が出るように、ビジネスに伴走してくれます。
弊社の顧客においても、ホームページやWEBを通して売上が何倍にもなった事例があります。
「売上向上」を目的とするのか、ただ名刺代わりにホームページを作るのか。
自社の現状と目的を検討し制作会社を選定しましょう。
価格の決め手は「コスト」か「投資」か
ホームページの制作費用はさまざまな要因で変動します。
しかしここまで述べた通り、最も大きく影響するのは制作会社の価値観です。
特にWebサイトをコストと考えるか、投資と考えるかという価値観の根本部分は、最も大きな費用の変動要因となるでしょう。
もちろん、サイトのページ数や持たせたい機能、作るサイトの規模感など機能的な要望により費用が変動しますが、それは副次的なものです。
本項では、ホームページの制作費用相場が影響する要因をまとめています。
ご自身のホームページを制作する目的と照らし合わせて、よりよい選択をするための指標にしてください。
(1)制作会社の価値観で決まる
ホームページ制作費用は、先ほど申し上げた通りホームページ制作会社が何に力を入れているのかという、制作会社の価値観で決まります。
安く効率的に作ることに価値をおいている会社なら価格も安く、工程も単純化しているため、短納期でのホームページ制作が実現できるでしょう。
WEBマーケティング型なら、マーケティング調査の工程に時間と労力を割いており、高額になりやすいです。
また、デザイン型なら、デザインの工程に時間と労力を割いているため高くなる傾向にあります。自分の価値観、費用感と合う会社を選んでください。
(2)ページ数で決まる場合
ページ数が増えると、ホームページ制作にかかる人件費が高額になるため、価格が高くなりやすいです。
ホームページ制作のページ単価は場所によって異なっており、ページ単価の相場を把握したい人は以下の表を参考にしてください。
ページの名称 | 料金相場 |
---|---|
トップページ | 100,000〜200,000円 |
下層ページ(動きがあるページ) | 30,000〜50,000円 |
下層ページ(シンプルなページ) | 10,000円 |
LPの場合は、30〜50万円ほどかかります。LPとは、商品やサービスの照会を1ページにまとめたWEBサイトです。
ページ数が増えると料金が高額になると踏まえたうえで、自社の予算と相談しつつ依頼するページ数を決定しましょう。
(3)目的
ホームページ制作の目的によって、大きく費用が異なります。
特に違うのは、ホームページをただの会社紹介とするのか、顧客を獲得するための営業ツールにしたいのか。
あるいはブランディングのためにデザインを重視したホームページにしたいのかです。
会社紹介のみの内容ならば安く依頼できますが、集客効果はあまり期待できません。
売上を作るためのホームページやブランディングを目的としたホームページを制作するのであれば、料金は高額になりますが、期待する効果が得られる見込みは高くなります。
また、ホームページ作成後に機能の追加や定期的なメンテナンスをする必要性や頻度によっても価格は変動するため、あらかじめ把握しておきましょう。
なお、ホームページの制作方法によっても価格は大きく異なります。
昨今、ホームページのほとんどはWordPressをはじめとしたCMSで作られますが、最近ではSTUDIO、Wixなどのノーコードツールを活用して作られるケースも増えてきました。
ページ数が少なくシンプルなホームページを制作するのであれば、HTMLやCSSのプログラムを直書きして制作することも考えられるでしょう。
ただし管理は煩雑になりがちです。
ホームページ制作を実際に依頼する前に考えておくべきポイント
ホームページ制作を実際に依頼する前に、以下の5つのポイントを決めておくとスムーズな依頼を実現できます。
- ホームページの役割をはっきりさせること
- ホームページで訴求する内容、ゴールを決めておく
- ホームページのデザインイメージを用意する
- SEOやWordPressの基本は理解しておく
- ホームページの納期
- ホームページ公開後の運用体制
それぞれのポイントを明確に決めたうえで、ホームページ制作を依頼しましょう。
(1)ホームページの役割をはっきりさせること
ホームページ制作を依頼する前に、予め役割を決めましょう。
制作したホームページで会社紹介をしたいのか、売上を上げたいのか、採用を強化したいのか、役割を明確にする必要があります。
売上を強化したいにも関わらず、明らかに採用向けに作られたホームページの場合は、新たに売上強化用のサイトを提案する場合もあります。
ホームページにどのように役割を持たせるか、どのようなサイト構成にするかは事前調査と戦略立案が必要です。
(2)ホームページで訴求する内容、ゴールを決めておく
ホームページを通じて自社の目的を果たすために、読者に何の価値提供ができるのかをまとめておきましょう。
新規顧客獲得やお問い合わせ獲得などの目的がないのであれば、最低限、会社紹介のホームページを作成しておけば、問題ありません。
お問い合わせや新規顧客獲得などが必要な場合は、競合他社ではなく自社を選んでいただくための、見込み客に刺さる訴求をホームページ上で行う必要があります。
また、採用目的ならば、どんな会社なのかイメージできることを目的に、働いている従業員を載せた明るい印象をもたれるページを作成すると良いでしょう。
ホームページからどんな成果を得たいのかを検討したうえで、ホームページ制作を依頼してください。
(3)ホームページのデザインイメージを用意する
ホームページ制作を依頼する場合は、あらかじめ競合サイトを確認しつつ参考にしたいデザインのイメージを固めておきましょう。
なぜなら、デザインイメージを用意しておくと、制作業者がどんなホームページを作成すればよいのかイメージしやすくなり、制作してもらうデザインにイメージのズレが起きにくくなるからです。
また、制作業者の工数削減にもつながるため、見積もりを安く提示してくれる場合があります。
(4)SEOやWordPressの基本は理解しておく
現在、世界の約40%のWEBサイトはWordPressで作られています。
日本でも多くの制作会社は、WordPressをベースとしています。
そのため、WordPressについては少し知っておいた方が良いでしょう。
また、SEOについても少し調べておきましょう。
キーワード選定やタイトル・見出し設定など最低限の知識は、依頼する側も知っておいた方が良いです。
世の中にはSEOの知識が非常に弱い制作業者も多いです。調べればすぐ分かるようなSEOの知識すら持っていない制作業者もあります。
自分である程度知識を入れて、SEOの話が出来るようになっておけば、実力が低い制作業者へホームページ制作を依頼せずに済みます。
もし可能ならば、自分でサーバーを借りて、WordPressを立ち上げて、SEOキーワードを狙って記事を書いてみるのも良いでしょう。
検索すれば詳しいやり方を説明したサイトやyoutube動画がたくさん出てきます。それほど難しい作業ではありません。
SEOやWordPressの基本についてはある程度知識を入れて、業者と話ができるようにしておくとかなり有利に話が進められるでしょう。
(5)ホームページの納期
いつまでにホームページを制作したいかを明確にしましょう。ホームページ制作にかかる納期は、以下の期間が一般的です。
ページ数 | 納期 |
---|---|
10ページ前後 | 数週間~2か月 |
20ページ前後 | 2〜4か月 |
30ページ以上 | 3か月~ |
また、制作業者によってホームページを仕上げられる納期は異なっているため、複数の業者に相談しておくと良いでしょう。相談した複数業者の中で、自分の希望の納期でやってくれる業者を探してください。
(6)ホームページ制作のツールを決める
ホームページをどのツールを使って作るかを、考えておきましょう。
プログラム直書きサイト
HTMLやCSSのプログラムを直接書くサイトだと、プログラミング知識を習得していない初心者が運用することは不可能です。
制作工数もかかるので費用も高いです。ただ、ページ読み込み速度は非常に早いというメリットがあります。
WordPress
WordPressは自分で自由に手が加えられると思われがちですが、実はそうでもありません。
自分で記事を更新することは出来ますが、自由な場所にデザインを配置するには専門の知識が必要になります。
WordPressのデザインは制作会社に任せることを前提としましょう。
制作会社に自分で記事を投稿できるようにセッティングしてもらいましょう。
STUDIOなどのノーコードツール
もし専門知識がなくとも自由にデザインを変更できるWEBサイトを作成したいのであれば、STUDIOが適しています。
弊社でもSTUDIOで制作した実績があります。
ただ、STUDIOは機能が限定的である点と、WEBサイトのデータを自社で管理できないデメリットがあります。
メリットとデメリットを考えて、判断しましょう。
(7)新規顧客獲得ならばプロの運用がおすすめ
ホームページでお問い合わせや新規顧客を獲得したい場合は、プロによる継続的な運用改善が必要です。
サイト完成時に100%の集客効果があったとしても、何も改善を行わなければ集客力は80%、60%と下がっていく可能性があります。
マーケティング型の運用会社に依頼すれば、集客効果を120%、140%と高め、売上もあがります。
運用コストはかかりますが、費用対効果を考えるのであれば、マーケティング型の会社の方が中小企業にはおすすめです。
とにかく制作費用を抑えたい方
ホームページに集客やお問い合わせが来ることを期待せず、デザインもそれなりでよいのであれば、制作費用を抑えられます。
制作費用を抑えるには、以下の6つのポイントを検討されると良いでしょう。
- 複数の会社から相見積もりを取る
- デザインテンプレートを用意している会社に依頼する
- 本当に必要な機能のみを用意する
- CMSを活用する
- 補助金制度を活用する
- 自分で制作する
それぞれのポイントに気をつけたうえで、自分に合ったホームページ制作業者を探してください。
(1)複数の会社から相見積もりを取る
ホームページ制作費用を抑えるならば、複数の会社から相見積もりを取ることが大切です。
相見積もりを取れば、複数社の料金体系やサービスの違いを把握でき、自社にとって最適な会社選びができます。
(2)デザインテンプレートを用意している会社に依頼する
デザインテンプレートを用意している会社に依頼すれば、工数削減につながるため、費用を抑えられます。
競合他社のサイトと比較して自社オリジナルの要素をデザインに付け加えることで、差別化を図ることが可能です。
(3)本当に必要な機能のみを用意する
本当に必要な機能のみを用意すれば、無駄な機能を追加せずに済むため、費用の抑制につながります。
自社サイトにどんな機能が必要なのかを確認して、依頼する時点で必要な機能をまとめておくと良いでしょう。
(4)CMSを使用する
CMSの使用により、ホームページ制作費用を抑えられます。WordPressならば低額での制作が可能です。
Studioなどのノーコードサービスであれば、Webサイトのデータが自社の資産とならない点に目をつぶれば、コーディングも不要となりかなり安く制作が可能です。
デザインやレイアウトの変更もできてコンテンツの自社管理もしやすくなります。
(5)補助金制度を活用する
ホームページ制作に使用できる補助金制度として、以下の4つを紹介します。
補助金制度 | 特徴 |
---|---|
小規模事業者持続化補助金 | 継続的に事業を発展させることを目的にWEBサイトの作成への取り組みに対して支援を受けられる補助金 |
IT導入補助金 | 中小企業の生産性向上を目的として、ITツールの導入を支援する補助金 |
事業再構築補助金 | 新型コロナウイルスの影響を受けた社会に対応するために、事業再構築をする企業を支援する補助金 |
ものづくり補助金 | 中小企業が今後の制度変更に対応するために、サービスの開発や改善に使用する補助金 AIによるチャットシステムを導入するホームページや決済機能があるECサイトの構築をする際に使用できる |
また、地方自治体限定の補助制度を用意している場合があります。それぞれの対象要件を確認したうえで補助制度を活用し、ホームページ制作費用を抑えましょう。
(6)自分で製作する
専門知識がない状態で自作するならSTUDIOがおすすめです。企業用のホームページ制作のテンプレートが入っており、プログラミングも一切不要です。
PowerPointを操作する感覚で文章や写真の変更ができます。
ただし、無料版ではStudioのロゴが入ってしまうため、企業のホームページとして利用する場合は有料プラン(月額数千円)への加入をご検討ください。
WordPressで制作する場合は、基本的に制作会社への依頼をおすすめします。自作の難易度は高いです。
もし出来たとしても、テンプレートに文章やコンテンツを入れるだけの内容となるでしょう。
自社に適した会社へホームページ制作を依頼しよう
自社がホームページに何を求めるかによって、制作費用は大きく変動します。
弊社の感覚としては、ホームページに成果を求めるか、求めないかが大きな分岐点です。
弊社、アイリーラボは特に「会社紹介型」と「顧客獲得型」の2つの制作需要が大きいと感じています。
「会社紹介型」は、お問い合わせや新規顧客獲得などの成果を求めないホームページのタイプ。
「顧客獲得型」は、ホームページでお問い合わせやリード、新規顧客を獲得し売り上げを作る営業ツールとしてのホームページです。
「会社紹介型」と「顧客獲得型」では、大きな料金の差があります。
「会社紹介型」でも、どこまでデザインを求めるかによって料金が変動するでしょう。
本記事を参考にしてホームページ制作を依頼する目的を明確にしたうえで、自社に適した会社に依頼しましょう。
新規顧客獲得型のホームページ制作はアイリーラボにお任せを!
アイリーラボは、WEBマーケティング型の制作会社です。
ホームページを通して新規顧客を獲得したい、お問い合わせを獲得して商談につなげたいならば是非当社にお任せ下さい。
まずは資料のダウンロードから是非ご検討ください。
投稿者プロフィール
- 主に製造業の企業様を対象に、BtoB特化型のWEBコンサルを行っております。広告運用、SEO、メールマーケティング等のデジタルマーケティングはお任せください。顧客獲得を目的としたWEB制作も行っており、クライアントの売上拡大に貢献しています。
最新の投稿
- コラム2024年10月15日製造業のオンライン・オフライン集客とWeb連携を解説
- コラム2024年10月8日お問い合せが増える!製造業のブランディング5つの方法
- コラム2024年10月4日BtoB製造業ホームページ制作のSEO対策をプロが解説
- コラム2024年9月24日【企業HP担当者必見】ホームページ制作の流れを解説
« 夏季休業のお知らせ